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中野量太監督特集上映

『ロケットパンチを君に!』で第1回の福井映画祭グランプリを受賞された中野量太監督。新作毎に国内外で高い評価を獲得し、今秋、商業長編映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(宮沢りえ・杉咲花主演)の公開を控える中野監督の特集上映。
中野量太監督・出演者ほか多数来場決定!
琥珀色、それは家族を繋ぐ温かいキラキラ...。
琥珀色のキラキラ
監督:中野量太 2009年/ドラマ/30分

作品について

おかっぱ頭の涼子はちょっと内気な中学一年生。二年前に母を病気で亡くしてからはずっと父・省三との二人暮らし。そんな藍沢家に三ヶ月前、突然、髪を頭の上でキュッと束ねた関西弁の道子さんがやって来た。家族のようで家族でない微妙な三人の琥珀色の物語。

監督コメント

僕の今の映画スタイルを見つけることの出来た原点的作品です。 何が琥珀色でキラキラするのか?きっと皆さんの想像を裏切ります。 このモーチーフを映画にしたのは、おそらく世界初?だと(笑) キラキラ沁みる愛の物語です。 35mmフィルムで撮影した美しい画も観て欲しい。
製作総指揮:迫本淳一(VIPO理事長)
製作:ndjc2008事務局(VIPO)
プロデューサー:平形則安
脚本・監督:中野量太
撮影:木村信也、照明:谷本幸治、録音:渡辺真司
助監督:黒川礼人、音楽:沢渡一樹、編集:渡辺行夫

出演:尾野真千子、松原菜野花、滝藤賢一、長宗我部 陽子、小市慢太郎

文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2008」
監督 : 中野量太
1973年生、京都育ち。大学卒業後、日本映画学校に入学し3年間映画作りの面白さに浸る。卒業制作『バンザイ人生まっ赤っ赤。』(00)が、日本映画学校今村昌平賞、TAMA NEW WAVEグランプリなどを受賞。卒業後、映画の助監督やテレビのディレクターを経て、6年ぶりに撮った短編映画『ロケットパンチを君に!』(06)が、ひろしま映像展グランプリ、福井映画祭グランプリなどを含む7つの賞に輝く。2008年、文化庁若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)に選出され、35ミリフィルムで制作した短編映画『琥珀色のキラキラ』(09)が高い評価を得る。2012年、長編映画『チチを撮りに』(12)が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて日本人初の監督賞を受賞、ベルリン国際映画祭など各国の映画祭に招待され、国内外で14の賞に輝く。
2016年、秋、商業長編映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の公開を控える。
独自の視点と感性で『家族』を描き続けている。