福井映画祭 17TH
『便利な』場面写真
DAY1 11.07 16:38〜 20分/短編
  • 短編部門
  • ドラマ
  • 20分
  • 2026年

ベンリナ 便利な

小説家の佐藤誠司は、妻のマキに命じられ公園へペットのムギを探しにいく。そこで彼は「ナグリメ(殴る側)」と「ナグラメ(殴られる側)」と呼ばれる奇妙な仕事に従事する二人組と出会う。無意味に見える暴力を“仕事”として当然のように受け入れる彼らの言葉に、誠司は戸惑いながらも捉われていく。

監督コメント

この映画は、自分なりに気持ちや意味を込めて作っていますが、見終わった後なんだかよくわからない映画だったなと思う人もいるかもしれません。でもあのシーンはこういうことだったのかもしれないとか、こういう風にも考えられるよねと想像してみることで、あなたの身近な何かが、いつもと違う見え方をするかもしれません。ほんの少しでも何かが心に残り、いつもの風景が違って見える瞬間があれば嬉しいです。

STILLS

CREDIT

出演
礒部泰宏、川崎ゆり子、桑田佳澄、まっちょ、柳沢茂樹
撮影/照明
籔下雷太
録音
横田彰文
音楽
長沢哲
監督補
遠藤大介
ヘアメイク
平林純子
ヘアメイク助手
中野和美
車両
亀島誠
英語字幕
浅田桃香
字幕監修
Hugh Nettelbeck
脚本・監督・編集
礒部泰宏

Q&A 監督へのアンケート

Q1この映画を撮ろうと思ったきっかけは何ですか?

フランツ・カフカ「城」の訳者、前田敬作が「城」のあとがきに「良心のないところに、責任ある行為は生まれない。しかし、なにごとも責任を持って行わないかわりに、命じられさえすればどんなことでも無責任にやってのける、このような機能的な人間を大量に飼育しておくことは、現代の権力体制の自明なやり口である」と記しており、この言葉が本作を作るきっかけとなりました。
※きっかけとは関係ありませんが、超個人的に、福井映画祭への隠れメッセージをこの映画のどこかに忍ばせてあります。ヒントは「忘れ物」です。

Q2人生を変えた映画・繰り返し見ている作品を教えてください

〜『便利な』と関係ありそうな映画七選〜
チャールズ・チャップリン『モダン・タイムス』
テリー・ギリアム『未来世紀ブラジル』
黒沢清『CURE』
ラース・フォントリアー『ドッグヴィル』
マルガレーテ・フォン・トロッタ『ハンナ・アーレント』
ケン・ローチ『わたしは、ダニエル・ブレイク』
塚本晋也『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』