コンペティション
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オキシトシン監督:前田航希
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にぼしとかえる監督:奥村そら
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ぼくの姿監督:鴨林諄宜
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ゴールド監督:知多良
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嬉々な生活監督:谷口慈彦
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松坂さん監督:畔柳太陽
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祝祭監督:原雄次郎
招待作品
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心平、監督:山城達郎
Award 結果発表
グランプリ
観客賞・長編部門
ゴールド
監督:知多良
観客賞・短編部門
祝祭
監督:原雄次郎
受賞コメント
素晴らしい入選作品の中から観客賞を頂けたこと、とても光栄に思います。今回初めて「祝祭」を映画館で上映して頂きました。より一層私たちは映画を作ったんだ、と身に染みる思いがしました。
当日頂いたパンフレットの「祝祭」のページに「こんな世界だからこそ、僕たちには祝祭が必要だ」とキャッチコピーが書いてありました。観客賞で頂いた副賞を全部差し上げたいくらいの素敵なキャッチコピーでした。考えて頂きありがとうございます。
映画祭終了後に美味しそうにお酒を飲んでいるスタッフの方々の顔を思い出すと、また福井に行きたいなあと思います。皆さまお疲れ様でした。
改めて、「祝祭」を見て頂いた皆さまありがとうございました。
原雄次郎
審査員特別賞
ぼくの姿
監督:鴨林諄宣
受賞コメント
このたびは、審査員特別賞という大変光栄な賞をいただきありがとうございました。福井映画祭という場所で上映していただけることだけでも大変嬉しかったのですが、審査員の方々から賞までいただけることができて感謝いたします。
福井映画祭のスタッフ一同の皆様、本当にありがとうございました。
私は、この福井映画祭が初めての映画祭という場所の経験でした。今まで撮った映画を観客の方々に見てもらうという経験が乏しく上映の際は大変緊張しておりましたが、私が撮った映画について観客の方々や映画祭のスタッフの方々、ご一緒させていただいた監督の方々に声を掛けていただき緊張が解けて映画について言葉にする楽しさや難しさを感じることができました。また、二日間上映された全ての映画を観て、そして監督の方々の映画についてのお話を聞いて大変刺激になりました。勝ち負けではありませんが、私も負けないようにもっと映画について考えなければと思い知らされました。そして、この福井映画祭という場所に戻ってくることや映画祭のスタッフの方々や観客の方々とお会いして映画を観ていただき、それについて話すことが今後の一つの目標ともなりました。そう思えるくらい、私にとって福井映画祭という映画祭は大切な場所になりました。
これからも、精進してまいります。
鴨林諄宜
Program
作品を選択すると詳細をご覧いただけます。
コンペティション
全国から募集した268作品の中から選ばれた7作品を上映
短編部門
にぼしとかえる
監督:奥村そら | 2023年 | 40分
ぼくの姿
監督:鴨林諄宜 | 2024年 | 31分
松坂さん
監督:畔柳太陽 | 2023年 | 40分
祝祭
監督:原雄次郎 | 2024年 | 38分
長編部門
オキシトシン
監督:前田航希 | 2024年 | 54分
ゴールド
監督:知多良 | 2024年 | 120分
嬉々な生活
監督:谷口慈彦 | 2024年 | 91分
招待上映
震災後の福島を舞台に、
「ここで、生きていく」ことを描いた話題作。
「ここで、生きていく」ことを描いた話題作。
心平、
監督:山城達郎 | 2023年 | 105分
Timetable
11.2 sat開場 12:30
11.3 sun開場 12:30
作品を選択すると詳細をご覧いただけます。
Ticket
- 前売1日券
- 1,300円
- 前売2日券
- 2,000円
- 当日1日券
- 1,500円
- 高校生以下
- 無料
- チケット1枚で全作品をご覧いただけます
- 前売券は、福井メトロ劇場受付で取り扱っております
前売券のWEB予約の受付は終了いたしました。
Access
福井メトロ劇場
〒910-0023 福井県福井市順化1丁目2-14 メトロ会館 4階
TEL. 0776-22-1772
TEL. 0776-22-1772
- 車でお越しの場合
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近隣の有料駐車場をご利用ください
- 当イベントにおける駐車料金の割引は行いません
- 電車でお越しの場合
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JR福井駅から会場まで
- 徒歩7分(800m)
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福井鉄道をご利用の場合
- 福井城址大名町駅で下車 ≫ 徒歩3分(130m)
Contact
各種お問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。
≫ mail@fukuifilmfestival.jp
震災に原発に安保に年金に、政治や社会についてネットがにぎわっていたのが2010年代でした。
そんな現実において、映画はなにが出来るのだろうと考え撮ったのが、世代格差と古いジェンダーに囚われる女性を描いた清掃映画『ロープウェイ』(2016年)でした。
そんな『ロープウェイ』が観客賞をいただいたのが7年前の福井映画祭11TH。やっと題材について届いた気がして嬉しかったのをよく覚えています。
作品について舞台上でじっくり話せる場所があったのは、福井映画祭が初めてでしたし、映画的表現だけではなくテーマを深掘りしてくれるのも福井映画祭が初めてでした。
なおかつ塚田万理奈監督の『空(カラ)の味』や綿貫監督の『もやのなか』など、現実で今起こっていることを題材にし、単に作品のために利用するのではなく、自由な想像力で安易に美化するわけでもなく、真摯に向き合っている人に出会えたことも、とても影響を受けたし、励みになりました。
そんな塚田監督『空(カラ)の味』や福井映画祭14THで上映した『アルム』の影響や違和から脚本を書いたのが『ゴールド』でした。
そんな『ゴールド』が福井映画祭で上映でき、受け止めてもらえたことを大変嬉しく思います。
大変なことばかりな自主制作映画が、どうしたらこの現実において意味のある映画になるのか、と考えながら脚本を書いていたので、審査員特別賞の『ぼくの姿』や、福井映画祭2024で上された『ふつうに、朝』にとても共感を覚えました。
東京のインディーズ映画界隈にいると、そんなことを忘れがちですが、これからも現実の中で真摯に映画を撮っていこうと思いました。
自主制作映画のように少数精鋭で密度の濃い福井映画祭。また帰ってこれるよう頑張ります!
知多良