福井映画祭2011、イベントは無事終了いたしました ―
キズナ映像フェスティバル(鯖江公演)を含め計3日間に及ぶイベントが終了しました。 今年は全国から300近くもの作品の応募があり、当日にはほとんどの上映作品の監督や作品の関係者の方が会場まで足を運んでいただきました。 前回の福井映画祭で入選されたアニメーション作家の安西さんたちによるワークショップも好評で福井映画祭らしいアットホームな感じになったのではと思います。
しかし課題もまだまだあります。映画祭は観客と作品の橋渡しの場であるため当然集客はもちろん、映画祭として自主映画をどう応援していくのか、そして実行委員会の体制やモチベーション。 福井映画祭はそれだけ成長していける余地があるのだと思います。そう信じて、スタッフ一同で邁進していきたいと思っています。
入賞いたしました皆様おめでとうございます。そして、応募していただいた皆様、当日足を運んでいただきました観客の皆様並びに関係者の皆様、本当にありがとうございました。
まだまだ至らないところもありますが、福井映画祭を応援していただければと思います。
グランプリ(観客賞)
短編部門
『壁女』
監督:原田裕司
実際に観て頂いたお客様に選んで頂いた賞なので、とてもうれしいです。映画祭で初めて福井県に行くことができ、また名物の蟹を食べる事ができ幸せです。ありがとうございます!
グランプリ(観客賞)
長編部門
『夕暮れ』
監督:戸田彬弘
国内映画祭の中でも沢山の作品が応募されてくる『福井映画祭』なだけに、グランプリを頂けたこと心から嬉しく思います。 映画人にとって、映画祭という存在は腑に落ちる場所であるなと思うのです。映画があるから映画祭があるのは当然ですが、映画人にとって映画祭があるから映画がある、という逆説はどこかしっくりくるなと思います。 きっと難しい事ではなく、表現者はお祭りが好きなのでしょう。だってお祭りは楽しいものです。 辛い分、楽しさは膨らみます。 映画祭を続けることは監督が映画を撮り続ける事と同じ位難しいと思いますが、そんな映画人のためにも福井映画祭が進化していって欲しいと感じるのです。 いやー、しかし、楽しくあたたかな時間でした。また更に成長した映画を引っ提げて福井に来たいと思います。
田中監督賞
『ENCOUNTERS』
監督:飯塚貴士
作品を上映して頂けた上に、田中監督賞というすばらしい賞を頂きとても光栄です。 受賞後に監督から「作品を観た時、一人でこつこつ作る苦労ではなく、楽しさや面白さが伝わってきた」という感想を頂きとても嬉しく思いました。こ れからも観る人に楽しんでもらえる作品作りを目指してがんばりたいと思います。観客の皆さま、スタッフ、審査員の皆さま本当に有難うございまし た。
審査員特別賞
『ひびり』
監督:新井哲
とても魅力的な映画が集まっていた中、審査員特別賞に選んでいただき、ありがとうございました。せいこ蟹を食べながら映画の話ばかりしていた2日間は、とても幸せな時間でした。嬉しいご感想をいただくたびに、あらためて、一緒に「ひびり」を創ってくれた仲間の力の大きさを感じました。ありがとうございます。頑張ります。成長します。