乙姫二万年

監督:にいやなおゆき
2019年 / 36分 / アニメーション
監督・脚本・撮影・編集:にいやなおゆき
出演:加藤賢崇、齊藤ナスカ、塩塚和代、宇賀神明広、にいやなおゆき、仁科貴、よだまりえ
アニメーション部門 2020.11.8 sun 11:13 -
あらすじ
変な住人ばかりが住んでいるおんぼろアパート。二万年後からやって来たという女が主人公の部屋に居候を始める。ダンボールの中で生活する男の子。未来の怪獣映画を見にやって来るオタクの宇宙人たち。死んだはずのヤクザとカッパの戦い。猫の首が大空を舞い、墓石が歩き出す。不思議な出来事が次々と起こり、アパートは二万年後にタイムスリップする。ついに現れる、新たな生命「乙姫」とは?!
監督コメント
模型、写真、絵、特撮、日記映画を混ぜ合わせて作られたアニメーション作品。舞台は作者が住むアパートであり、十年間に渡って撮影された日常の風景や出来事、作者が見た夢などを再構成して制作されている。アニメ作品でありながら極私的ドキュメンタリー映像集とも言える。長大な物語を、ストーリーやキャラクターを通してではなく「情景」でつなぐことで36分間に圧縮している実験映画でもある。
にいやなおゆき NIIYA NAOYUKI
1963年生まれ / 岡山県出身
映像作家
大阪デザイン専門学校アニメーション科卒、映画美学校講師、2019年まで武蔵野美術大学映像学科に非常勤講師として勤務。

『ピエタ』(北川篤也監督)、『寝耳に水』(井川耕一郎監督)、『ソドムの市』(高橋洋監督)、私立恵比寿中学MV『未確認中学生X』、NHKプレミアムドラマ『小暮写真館』、『WHO IS THAT MAN!?あの男は誰だ!?』(沖島功監督)、『色道四十八手 たからぶね』(監督・井川耕一郎)などで劇中アニメ、特撮、特殊美術、人形劇、紙人形劇等々、様々な特殊映像を担当。

アニメ作品に『納涼アニメ電球烏賊祭』『灰土警部の事件簿 人喰山』など。