Birth-めぐるいのち-

監督:一色あづる 川崎技花 若見ありさ
2020年 / 28分 / ドキュメンタリーアニメーション
監督:一色あづる、若見ありさ、川崎技花
脚本:一色あづる、手塚木咲、川崎技花 / 音響監督:橋本裕充 / 編集:大橋弘典
プロデューサー:若見ありさ / 制作団体:CHILD POKKE
アニメーション部門 2020.11.8 sun 11:59 -
あらすじ
出産の数だけドラマがある。出産にまつわる体験談を映像化したドキュメンタリーアニメーション・オムニバス作品。
第1話「いい子いい子 あかちゃん」お腹に宿った時から 赤ちゃんと話をして過ごした出産。愉しかった事や嬉しかった事等を老女が思い出し、描いたお話。第2話「山の向こうで子どもが産まれた」島の集落で自然とともに育った女性が助産師を志し、お産について・人生について・命について考え向き合うお話。第3話「私なり、母親の作り方」母の存在を知らないまま育った少女。母親のカケラを拾い集め、母親になっていくストーリー。
監督コメント
「Birth」シリーズは出産の実話を映像化した作品です。「出産」と聞くと見づらいと考えられがちですがアニメーションにすることで出産する人・支える人の心情をリアルでやわらかく描いています。今年3月に完成した「Birth-めぐるいのち」は3人の女性監督によって制作されました。
元東映動画70代の現役アニメーション作家である一色あづる自身の体験談によるアニメーション。瑞々しい感性とリアルな描写で描く川崎技花による過去と向き合いながらの出産を描いたアニメーション。そして現役助産師の手塚木咲の体験と助産にかける思いを若見ありさの墨絵と油絵で作画したアニメーション作品。どの作品も、社会や環境に左右されずに命を産み育てる行為が誰にとっても前向きで希望的なことであるようにと願ったメッセージとともに制作しています。コロナ禍の中ですが、生きる力を描いた本作をぜひご覧いただけたらと思います。
一色あづる ISSHIKI AZURU
川崎技花 KAWASAKI AYAKA
若見ありさ WAKAMI ARISA
一色あづる
1949年生。東映動画(TV)在籍後 アニメーション・イラストを手懸け、フリーで活動。
ASIFA会員。JAA会員。
<G9+1>に参加。(10名のアニメーション創作集団)

川崎 技花
アニメーション作家
青森生まれ屋久島在住
2008年女子美術大学芸術学部メディアアート学科卒業

若見ありさ
アニメーション作家。