実行委員長挨拶


福井映画祭は2006年から始まり、今年で第9回を迎えます。国内外よりご応募いただいた227作品の中から、厳選した12作品を上映し、投票によりグランプリを決める映画祭です。

社会情勢と同じく、映画を取り巻く環境も目まぐるしい変化を感じます。「クール・ジャパン」と名付けられた国策のあり方や、低予算映画の多作化、インターネット動画配信の影響力など、私達は何を共有し、何を発信するのか?映画の作り手・観客も同様に、今後のあり方があらためて問われているように思われます。

福井映画祭は、普段はなかなか観る事ができない魅力あるインディペンデント映画を紹介し、観客の皆さまに若手映画作家による「映画の現在」を感じ、また楽しんで頂ければ幸いです。

今回より開催時期を変更し開催する運びとなりました。あらためまして、開催が延期となりました事をお詫び申し上げます。今後は2月末から3月上旬での開催とさせていただたく存じます。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

福井映画祭実行委員会 実行委員長 松井敏喜