福井映画祭15TH

11.5sat - 6sun 
@フェニックス・プラザ 小ホール
会場
2,000円
2日通し券 / 高校生以下無料
オンライン
1,500円
11.13sun 12:00まで販売
特別企画
1,500円
高校生以下無料
コンペティション 11.5sat - 6sun
ニヒル
11.5 sat 13:10~
動物園のふたり
11.5 sat 13:30~
J005311
11.5 sat 14:35~
僕たちは変わらない朝を迎える
11.5 sat 16:40~
まだ君を知らない
11.6 sun 13:05~
moving
11.6 sun 15:35~
伝道人
11.6 sun 16:15~
招待上映 11.5sat - 6sun
君は永遠にそいつらより若い
11.5 sat 18:10~
カウンセラー
11.6 sun 17:30~
特別企画 11.2 wed
リアリズムの宿とその後
11.2 wed 20:00~ @福井メトロ劇場
SCROLL

AWARD

グランプリ
伝道人
監督:十城 義弘
観客賞・長編部門
まだ君を知らない
監督:福岡 佐和子、はまださつき
観客賞・短編部門
動物園のふたり
監督:佐野 大
審査員特別賞
J005311
監督:河野 宏紀
受賞コメント 『伝道人』
グランプリありがとうございました。とか月並みな答えを誰も期待していないだろうし、読んでもくれないだろうし、受賞のコメントとは何を書けばいいのやら。賞に縁がない人生だったので適当な言葉が見つかりません。
見つからないので、僭越ながら福井映画祭の面白さを少しだけ書ければ。
福井映画祭は入選すると福井の地酒が貰え、今年の受賞者懇親会では鹿肉が堪能できました(誰かが山で獲ってきたのか?鹿肉をどう調理したか、とか話してた)。また、グランプリを受賞すると地酒が二つ貰えます。毎回映画祭イラストが可愛いけど結構毒のある作品も選んでる。パンフレットはコメントも鋭く、作品を作った側としては嬉しいものでした。

上映前、実行委員⻑の酒井さんと話していて、実は自分たちも作品を作りたいと思っている集団なんです、と聞いた時なるほどなーと。作り手の意識があって選ぶ作品も映画祭も一風変わった面白いことがしたいんだなあと納得しました。そんな福井映画祭にグランプリをいただき、言葉も思いつかないので、結局ありがとうございました。グランプリの地酒は東京に残してきたスタッフと飲みます。

十城 義弘
受賞コメント 『まだ君を知らない』
このたびは長編部門観客賞をいただき、ありがとうございます。この映画を好きだと思って投票してくださった方がいるということが本当に嬉しいです。

わたしたちが世の中で一番好きなものって結局ひとだよな、と強く思います。日々の中には、どうしようもなく辛いことってたくさんあるけれど、自分がまだ知らないすてきな人たちが世の中にたくさんいるということを考えるだけで、わたしたちはわくわくできるし、その気持ちを忘れないでいたい。そんな気持ちでこの映画をつくりました。
そしてこの映画を通して、たくさんの人に出会いました。一緒に映画をつくってくれた人、福井映画祭を通して知り合ったスタッフのみなさま、作り手のみなさま、そして映画を見てくださったみなさま、ほんとうにすてきな人にばかり出会って、ああやっぱりうれしいなとひしひしと感じています。みなさま、存在していてくれてありがとうございます。

これからもこの作品を届けていけるよう頑張りますので、応援のほどどうぞよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました!!

福岡 佐和子 はまださつき
受賞コメント 『動物園のふたり』
この度は観客賞短編部門に『動物園のふたり』を選出して頂きありがとうございます!
本作は今の自分のやりたい事と出来る事の最大公約数的な地点を目指した作品です。
それがこのような結果で結実した事を大変嬉しく思います。

本作では自身を「監督」ではなく「演出」として、クレジットしています。
これは「監督」と名乗る事の気恥ずかしさもありますが、もう一つ。
各領域のメインスタッフをその領域の「監督」として捉え、現場では基本的にその領域の「監督」が決めた事を採用すると云う制作方針をとっていたからです。
集団でモノ作りをする面白さはやはり、自分ひとりでは決して出てこなかった感性やアイデアが事前には意図していなかった形で、作品内で種々雑多に顕在する事だと思います。
本作ではある種の「監督」制から脱却したフィールドで映像制作がしたいと云う意図がありました。結果、自分が当初想像していた以上の完成度に作品が到達できたと自負しています。
制作、脚本、俳優、撮影、照明、録音、美術、衣装、メイク、音楽、音響、編集、etc。
参加してくれた優秀なスタッフの持つ豊かな感性が物語に厚みを、非凡なアイデアが映像に視覚的な面白さを付帯してくれました。改めて、本作を手伝ってくれたスタッフ(知己)には感謝です。
ありがとうございました!

佐野 大
受賞コメント 『J005311』
福井映画祭にて、審査員特別賞という大変光栄な賞をいただきました。
自分の作品を上映していただけたこと、福井映画祭のスタッフ一同の皆様にとても感謝致します。

今回僕は、初めて福井映画祭に参加させていただきましたが、福井フェニックスプラザという立派な建物で、スタッフの方々も温かく、そんな映画祭にお招きいただけたこと、嬉しく思います。
他の監督や役者の方々と少しお話しする機会もいただき、大変恐縮なご感想もいただけて、とても励みになり、もっと精進していきたいと思いました。

この素晴らしい福井映画祭という歴史が、今後もずっと続いていくことを心から祈っております。
そして、またこの場所で福井の皆様とお会い出来るように、頑張りたいと思います。

河野 宏紀

ABOUT

福井映画祭は2006年から始まった自主映画のコンペティションの映画祭です。
おかげさまで、第15回を迎えることができました。コンペティションでは過去最多の310作品のご応募をいただき、その中から選ばれた7作品を上映します。会場で作品を観ていただいたお客様の投票によって観客賞が決まります。
また、オンラインで配信致しますので、会場にお越しいただけない方にもご覧いただけます。
各日の最後には福井映画祭ゆかりの監督の作品を招待作品として上映するほか、特別企画として山下敦弘監督の「リアリズムの宿」のフィルム上映と、その後を描いた新作「ランブラーズ2」を一挙上映するプレイベントも行います。
映画祭には各作品の監督や出演者が多数来場し、作品についての話を聞くことも出来ます。
若手映画作家による「さまざまな現在」を感じ、映画を深く味わい、映画祭を楽しんで頂ければ幸いです。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

TICKET

福井映画祭15TH

会場 2,000円
2日通し券 / 高校生以下無料
当日窓口でご購入ください
オンライン配信 1,500円
11.13sun 12:00まで販売
販売は終了しました

特別企画 リアリズムの宿とその後

会場 1,500円
高校生以下無料
当日窓口でご購入ください

PROGRAM

作品を選択すると詳細をご覧いただけます。
11.2 wed 20:00~ 
@ 福井メトロ劇場

特別企画 福井映画祭15THプレイベント リアリズムの宿とその後

つげ義春の原作漫画を山下敦弘監督が独自のオフビート・コメディとして描いた「リアリズムの宿」。
登場人物たちの17年後を描いた短編「ランブラーズ2」との一挙上映。
主演の山本浩司さんにご来場いただき、山下敦弘監督(リモート出演)とのトークセッションを実施!
リアリズムの宿
監督:山下敦弘 / 2004年 / 83分 / 35mm
ランブラーズ2
監督:山下敦弘 / 2021年 / 30分
11.5 sat - 6 sun 13:00~ 
@ フェニックス・プラザ 小ホール

コンペティション

全国から募集した310作品の中から選ばれた7作品を上映
短編部門
11.5 sat 13:10~
ニヒル
監督:山川 智輝 / 2021年 / 11分
11.5 sat 13:30~
動物園のふたり
監督:佐野 大 / 2022年 / 32分
11.6 sun 15:35~
moving
監督:尾崎 健 / 2021年 / 30分
11.6 sun 16:15~
伝道人
監督:十城 義弘 / 2022年 / 33分
長編部門
11.5 sat 14:35~
J005311
監督:河野 宏紀 / 2022年 / 1時間32分
11.5 sat 16:40~
僕たちは変わらない朝を迎える
監督:戸田 彬弘 / 2021年 / 52分
11.6 sun 13:05~
まだ君を知らない
監督:福岡 佐和子、はまださつき / 2022年 / 1時間53分
11.5 sat - 6 sun 
@ フェニックス・プラザ 小ホール

招待上映

福井映画祭にゆかりのある監督の作品をピックアップ!
11.5 sat 18:10~
君は永遠にそいつらより若い
監督:吉野竜平 / 2020年 / 118分
11.6 sun 17:30~
カウンセラー
監督:酒井善三 / 2021年 / 42分

TIMETABLE

作品を選択すると詳細をご覧いただけます。
11.2 wed開場 19:45

特別企画 リアリズムの宿とその後

11.2 wed開場 19:45
  • 20:00
    オープニング
  • 20:05
    リアリズムの宿 1時間23分
  • 21:28
    休憩
  • 21:45
    ランブラーズ2 30分
  • 22:15
    トークセッション
  • 22:55
    終了
11.5 sat開場 12:30

福井映画祭15TH

11.5 sat開場 12:30
  • 13:00
    オープニング
  • 13:10
    ニヒル 11分
  • 13:30
    動物園のふたり 33分
  • 14:15
    休憩
  • 14:35
    J005311 1時間31分
  • 16:20
    休憩
  • 16:40
    僕たちは変わらない朝を迎える 51分
  • 17:45
    休憩
  • 18:10
    君は永遠にそいつらより若い 1時間58分
  • 20:38
    エンディング
  • 20:45
    終了
11.6 sun開場 12:30

11.6 sun開場 12:30
  • 13:00
    オープニング
  • 13:05
    まだ君を知らない 1時間53分
  • 15:15
    休憩
  • 15:35
    moving 29分
  • 16:15
    伝道人 33分
  • 17:00
    投票・休憩
  • 17:30
    カウンセラー 42分
  • 18:35
    表彰式・エンディング
  • 18:55
    終了
  • 各作品上映後にトークセッションを実施
  • 当日の進行具合により時間が押す場合があります

ACCESS

福井映画祭15TH

フェニックス・プラザ 
小ホール
〒910-0018 福井県福井市田原1丁目13番6号
TEL. 0776-20-5060
車でお越しの場合
隣接の駐車場のご案内
  • 利用料金:30分毎100円(最初の30分無料)
  • 営業時間:7:30 ~ 22:30まで
電車でお越しの場合
JR福井駅から会場まで
  • えちぜん鉄道・三国芦原線 ≫ 田原町駅で下車 ≫ 徒歩1分
  • 福井鉄道・田原町方面 ≫ 田原町駅で下車 ≫ 徒歩1分
  • 京福バス・①②番乗り場 ≫ 田原町で降車 ≫ 徒歩1分
  • すまいるばす北ルート ≫ 田原町駅で降車 ≫ 徒歩1分
  • 福井駅西口タクシー乗り場から約7分(約1.8km)

特別企画 リアリズムの宿とその後

福井メトロ劇場
〒910-0023 福井県福井市順化1丁目2-14 メトロ会館 4階
TEL. 0776-22-1772
車でお越しの場合
近隣の有料駐車場をご利用ください
  • 当イベントにおける駐車料金の割引は行いません
電車でお越しの場合
JR福井駅から会場まで
  • 徒歩7分(800m)
福井鉄道をご利用の場合
  • 福井城址大名町駅で下車 ≫ 徒歩3分(130m)

CONTACT

各種お問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。

≫ mail@fukuifilmfestival.jp
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短編部門 11.5 sat 13:10~

ニヒル

2021年 / 11分 / ドラマ
出演:仁科かりん、尾関伸次
監督・脚本・撮影・録音・編集:山川智輝 制作・撮影助手:櫻木千春

こんな私になったのは、
こんな世界のせいなの?

アイザック・ニュートンはペストの流行を逃れて田舎に帰り、りんごの実が庭の木から落ちるのを見て、万有引力の法則を発見したらしい。
コロナ禍の世界。田舎に帰った芸大生の女は、中学の時の担任だった数学教師とすれ違う。過去の不条理な出来事を思い出し、静かに怒りが爆発する。
監督:山川 智輝 
TOMOKI YAMAKAWA
1994年生 / 映像作家
岐阜県出身。専門学校名古屋ビジュアルアーツ映像学科卒。『瓜二つ』(2015)が19th CHOFU SHORT FILM COMPETITIONグランプリ、第20回水戸短編映像祭コンペティション部門準グランプリ、ほか多数の映画祭で受賞。『Blue/Orange』(2020)が、第12回ダンス国際映画祭、第28回短編映画祭Court c'est Court(フランス)で上映。『ニヒル』(2021)が第23回長岡インディーズムービーコンペティション審査員特別賞を受賞、仙台短篇映画祭に入選。同年に『光が痛いよ、水をください。』(2021)がDOKUSOフェス、『不在の存在』(2021)が東京ドキュメンタリー映画祭に選出。
社会的距離を保つ必要のあるコロナ禍の世界で生きる人の苛立ちや閉塞感、孤独と虚無を撮りたくて作りました。ダサさも滑稽さも全部ひっくるめて、人間味のある映画を目指しました。
福井映画祭で上映してもらえること、とても嬉しいです。新たな観客の方々に、この映画が届くことを楽しみにしております。
短編部門 11.5 sat 13:30~

動物園のふたり

2022年 / 33分 / ヒューマンドラマ
出演:花音、安済知佳 原案:dolce.『動物園のふたり』 演出・プロデューサー:佐野大 ラインプロデューサー:山田雄三 脚本:臼井龍信 撮影:袮津尚輝 照明:小海祈 録音・整音:織笠想真 美術:王慧茹、下田アレクサ詩織 衣装:栗田珠似 ヘアメイク:石松英恵 音楽:三浦良明 音響効果:村貫誠 編集:丹羽真結子 デザインワークス:袴田くるみ
制作プロダクション:キノママ 助成:芳泉文化財団
製作・著作:東京芸術大学大学院映像研究科、キノママ

君の普通は、私にとって特別

大学を中退し働きもせず、ダラダラと毎日を過ごしていた山田(19)は、駄菓子屋のゲームコーナーでノタニと名乗る女性(29)と出会う。
ノタニは旅人を自称し、山田はその奔放さに困惑するが、その場の流れでノタニは山田の家に居候をすることになる。山田はノタニと一緒に暮らすなかで、ノタニの不思議な魅力に惹かれていく。
監督: 佐野 大 
SANO MASARU
1993年生 / 会社員
東京都出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻修了。合同会社キノママ所属。
監督作品『徒花の季節に』(2016) 神保町映画祭2017グランプリノミネート、西東京映画祭2017グランプリ受賞。
プロデュース作品『わたしたちの家』(2017)第68回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門正式出品、第42回香港国際映画祭・インディーパワー部門招待上映、第39回PFFアワードグランプリ受賞。
プロデュース作品『小さな声で囁いて』(2018)第29回マルセイユ国際映画祭初長編部門正式出品、第40回PFFアワード入選。
登場人物は女性2人だけ。
人物のバックボーンの提示は必要最低限。
外界とのコミュニケーションを廃した閉鎖的な世界。
彼女たちの約半年間の日常を30分弱の尺で断片的に描く荒唐無稽さ。
これが拙作『動物園のふたり』の大まかな概要です。
自分で今改めて見返しても、なかなか不親切な作品だと思います。
それでも、制作当時の自分が面白いと思った要素を少しでも多く作品に詰め込みました。
その中に観客の皆様にわずかでも刺さる要素があれば幸いです。
長編部門 11.5 sat 14:35~

J005311

2022年 / 1時間31分 / ドラマ
出演:野村一瑛、河野宏紀
撮影:さのひかる 録音:榊祐人

交わるはずもなかった二人、
歪んでぶつかりあった時

​​​​​​サラリーマンの男は、一人の青年が引ったくりをする現場を目撃する。
男は青年に声をかけ、多額の報酬を渡す代わりに、ある場所へ送ってほしいと依頼し、二人の奇妙なドライブが始まるが...。
監督:河野 宏紀 
KONO HIROKI
1996年生 / フリーター
神奈川県出身。20歳の頃に俳優を志す。
主な出演作に、「スペシャルアクターズ」(19/上田慎一郎監督)、「望み」(20/堤幸彦監督)、「由宇子の天秤」(21/春本雄二郎監督)など。
全て独学で自主製作し、今回が初監督作品となる。
死んでしまいたいことと生き抜くこと。そんな思いをふと考えてしまうことがあります。
僕は人生の中で最も大切なことは、優しくなることだと思っています。
本当の意味で優しくなることとはどういうことなのだろうかとずっと考えていますが、分かりません。
どん底な自分達の人生を光に変えるためにも、そして優しくなるためにも。
そんな思いもあり、製作しました。
長編部門 11.5 sat 16:40~

僕たちは変わらない朝を迎える

2021年 / 51分 / ドラマ
出演:髙橋雄祐、土村芳、桃果、前原瑞樹、大澤実音穂(雨のパレード)、松林慎司、津田寛治
プロデューサー:戸田彬弘 ラインプロデューサー:雨無麻友子 脚本・監督・編集:戸田彬弘 主題歌 「morning」:雨のパレード(SPEEDSTAR RECORDS) 音楽:茂野雅道 撮影監督:春木康輔 録音:岸川達也 美術:秋友久実 助監督:山口晋策 制作担当:中村美保 衣装:田端荘幸 ヘアメイク:七絵 スチール:柴崎まどか グレーディング:春木康輔 音響効果・MA:岸川達也 企画協力:直井卓俊 配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS 制作プロダクション・配給:チーズfilm

これは、僕の希望の物語だ

30歳を越え、映画監督として壁にぶつかっている藤井薫は、彼をずっと支えてきた女優の宮崎寧々から「私、結婚します」と告げられる。彼女への思いをぶつけようと、必死に脚本を書く薫。しかし、脚本を読んだプロデューサーの奥田から「理想ではなく、希望を書け」と脚本を突っぱねられた薫は、自分自身に目線を向け始める。
監督:戸田 彬弘 
TODA AKIHRO
1983年生 / 映画監督
奈良県出身。チーズfilm代表取締役。チーズtheater主宰。日本劇作家協会会員。2014年に「ねこにみかん」で劇場デビュー。代表作は、映画「名前」(2018年)、「13月の女の子」(2020年)、「僕たちは変わらない朝を迎える」(2021年) などが有り、国内外の映画祭で受賞。舞台では、「川辺市子のために/川辺月子のために」がサンモールスタジオ選定賞2015最優秀脚本賞を受賞。ほか、チーズ theater 全作品の作・演出を担当。近年は、佐久間宣行が企画、根本宗子が脚本を担当したsmash.配信ドラマ「彼の全てが知りたかった。」(2022年)を監督。映画「散歩時間~その日を待ちながら~」が22年12月9日より劇場公開を控えている。他、2本の長編映画の監督が決まっている。
本作は、初めて自分の話をベースにして創作した映画です。だから反感を貰うことも多いだろうと思っていたのですが、上映時に共感のお声を沢山頂けて驚いています。人生において別れは付き物ですが、別れ方は様々だと思います。理想ではなく、希望。そんな優しい別れ方があれば良いなと思って創りました。誰かの心の中の大切な誰かにリンクしたら嬉しく思います。
長編部門 11.6 sun 13:05~

まだ君を知らない

2022年 / 1時間53分 / ドラマ
出演:はまださつき、高田歩、原恭士郎、成瀬志帆、宮崎澪香、兼高哲、原知也、杉本惠祐 ほか
撮影監督:中村元彦 録音:WUPIANXIAN 脚本・編集:福岡佐和子 制作・題字:はまださつき

知らない人の、知ってる気がする、四つの話

とある喫茶店に届いた忘れ物。エアコンのリモコンに、ヘアカラー用ブラシ、ミョウガの食品サンプル、スパナ がくっついたこれは一体誰が何のために……?
ざわめく喫茶店をよそに、アルバイトをしている安藤杏は今日も黒板にランチメニューを書く。そんな出来事を知りもしない会社員の忍静江はラーメン屋でチャーハンを頼み、もみほぐし店で働く星野源希はテレビゲームで負け続け、大学生の武部凪は恋人お手製のぶりの照り焼きを食べている。
監督:福岡佐和子・はまださつき
FUKUOKA SAWAKO / HAMADA SATSUKI
1999年生 / フリーター・学生
福岡佐和子:千葉県出身。趣味はぼんやり。サーモンとおこげが好き。脚本を書いたり映画を撮ったりしていきたいなと思っている。最近ピザも好き。

はまださつき:北海道出身。竹とキーウィと色と形が好き。映画も好き。演技したり映画を撮ったりしていきたいなと思っている。

大学で出会い、1年生の頃に廊下にてしどろもどリを結成。ラジオ、コントなどの創作活動を経て2020年から映画製作に踏み出す。最近荻窪で2人暮らしをはじめた。

YouTubeチャンネル『しどろもどリ』(2019〜)
短編映画『私の好きなこと』(2020)
短編映画『恋と鎖骨』(2020)
中長編映画『トエユモイ』(2021)
短編映画『辻占』(2021)
短編作品『スーツと私服と昨日のカレー』(2021)
私たちは今、世界にまだ知らない人がたくさんいて、いつでもその人たちと出会うチャンスがあるということに、とてもわくわくしています。そしてわくわくし続けたい。
同時に、きっと私たちの知っている人も知らない人も、みんなそれぞれにそれぞれの辛さを持ちながら、それを出したり出さなかったりしつつ過ごしているのだろうなと。なんかそれって本当に愛おしいなと。
お話の中に登場するみんなと、いつかどこかで鍋でもしたいなあと思ってもらえたらうれしいです。
短編部門 11.6 sun 15:35~

moving

2021年 / 29分 / ドラマ
出演:田中志朋、稲川悟史、すぎもとなおき
監督:尾崎健 脚本:田中志朋 編集:田中志朋、尾崎健 撮影:山内俊介 録音:阪口和 整音:片浦渓、阪口和

引越してきた日の何もない部屋で
右往左往

大きなカバンを手に、小さなアパートに引っ越して来たハナ。コロナ禍のもと新しい生活を始めようとした彼女だったが、部屋に電気が通っておらず、点検の依頼をするが一向に電気会社は訪れない。ひとり空っぽの部屋で電気の復旧を待ち続けるハナは、前の住人宛に届けられていた手紙と出会う。
監督:尾崎 健 
OXAKI TAKERU
1992年生 / 映像監督
兵庫県宝塚市出身。2017年、京都造形芸術大学(現京都芸術大学)映画学科監督コースを卒業。長編映画「やさしいフルスイング」(2017)が第39回ぴあフィルムフェスティバル入選。イギリス、ロンドンにて留学後、東京を拠点にフリーランスの映像監督として活動。2020年にはプロデュース映画作品「ロストベイベーロスト」が上映される。現在、新作長編映画を鋭意製作中。
新型コロナウイルスの影響によって、マスクを着用する事や、人と距離を取る事が人々の習慣になっている。他人と距離を保つことはちょっと心地よい。この物語の主人公はソーシャルディスタンスによって孤立してしまった人間です。そんな彼女が「人が人を想う気持ち」に出会う姿を描きました。
短編部門 11.6 sun 16:15~

伝道人

2022年 / 33分 / ドラマ
出演:小倉綾乃、しげき34、豊満亮、竹下かおり
撮影:山村卓也 録音:櫛田有耶 音楽:山城究 助監督:西村済 編集:Horacio Isidro

忘れ去っていた記憶にふれた時、
それは“伝道”する

コロナ禍、深泥智子は都心よりも早くワクチンが打てると聞き 仕事で上手くいっていなかった事もあり何年かぶりに地元に帰省することにした。家への帰りしな、記憶になかった兄の友人に会い今まで忘れていた兄との記憶を思い出す。
監督:十城 義弘 
TOSHIRO YOSHIHIRO
1987年生 / 映画スタッフ
千葉県佐倉市出身。サトウトシキ監督等の助監督として様々な映画に携わる。近年は映画予告編の編集、脚本の執筆などもしている。
福井へは、2019年に福井映画祭にお邪魔して以来です。
それからの三年間はコロナと戦いの日々でした。撮影どころか生活を立て直すことの方が大変で、なかなか元の状況に戻る事が出来ずにいました。
あらためて三年前に来た福井映画祭でまた上映できて嬉しいです。映画は、コロナ禍の兄弟の話です。兄弟が幸せになれたのか、自分にも分かりません。続く生活に対して、少しの希望を覗ける映画であればいいなと思います。

≫ 2019年に福井映画祭にお邪魔した折に、一日で脚本撮影編集をするという企画で撮ったショートフィルム 
招待上映 11.5 sat 18:10~

君は永遠にそいつらより若い

2020年 / 1時間58分 / ドラマ / PG12
出演:佐久間由衣、奈緒、小日向星一、笠松 将、葵 揚、森田 想、宇野祥平、馬渕英里何、坂田 聡
監督・脚本:吉野竜平 原作:津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』(ちくま文庫) 主題歌:小谷美紗子「眠れない」
プロデューサー:深谷好隆 共同プロデューサー:戸山 剛 ラインプロデューサー:南 陽 助監督:二宮 崇 撮影:平井英二郎 照明:友野雄作  美術:小林楽子 録音・整音:吉方淳二 音楽:加藤久貴 スタイリスト:中村 絢 ヤマダタカノブ  ヘアメイク:菅原美和子  制作担当:久保田辰也 渡邊翔太 アシスタントプロデューサー:志家千春 阿部瑶子  宣伝プロデューサー:和田有啓 製作統括:トリックスターエンターテインメント  制作プロダクション:マウンテンゲート・プロダクション  配給:Atemo 配給協力:アーク・フィルムズ  企画協力:筑摩書房

私には、
何かが決定的に欠けている

大学卒業を間近に控え、児童福祉職への就職も決まり、手持ちぶさたな日々を送るホリガイは、身長170cmを超える22歳、処女。
変わり者とされているが、さほど自覚はない。
バイトと学校と下宿を行き来するぐだぐだした日常をすごしている。
同じ大学に通う一つ年下のイノギと知り合うが、過去に痛ましい経験を持つイノギとは、独特な関係を紡いでいく。
そんな中、友人、ホミネの死以降、ホリガイを取り巻く日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる...。

芥川賞作家 津村記久子作品、初にして待望の映画化に佐久間由衣、奈緒をはじめ、気鋭の若手俳優たちが挑む
監督:吉野竜平 
YOSHINO RYOHEI
1982年生 / 映画監督
神奈川県出身。法政大学在学中よりニューシネマワークショップを受講、映像制作を開始。大学卒業後、日本映画学校にて撮影照明技術を専攻。
声優として活躍する朴璐美を主演に、カルト宗教にのめりこむ親子を描いた初長編監督作品『あかぼし』(’12)は、その完成度の高い脚本、緻密で力強い演出が注目を浴び、’12年東京国際映画祭に出品。長編第2作目『スプリング、ハズ、カム』(’15)では、前作での苛酷な母子像から一転、地方都市から上京してくる娘と父の部屋探しを通して、どこにでもいそうな父娘のありふれた一日をあたたかい眼差しで切り取ってみせた。’15年に東京国際映画祭へ出品され、主演の柳家喬太郎と石井杏奈の好演で高い評価を得ている。
欠落感を抱えたまま、他者や社会とどう関わって生きていくのか─。
多種多様なテーマが織り込まれた、津村記久子先生の小説『君は永遠にそいつらより若い』を映画化するにあたり、そこへ重点的にスポットをあてて描きました。
長所の何倍もの短所を抱えているような主人公ホリガイが、就職を目の前にして「自分には何かとても大切なものが欠けている」という想いに駆られ、そんな自分が果たしてこれから社会の中でちゃんとやっていけるのだろうかと悩み、焦り、もがく姿。しかしこの悩みは、多くの人が人生のある時期に経験する普遍的な通過儀礼ではないでしょうか。内へ内へと向かって悩んでいた主人公が、様々な人との出会いや出来事を経て、最後は外へと向かって爆発する行動を起こします。
欠落感を抱えたまま、他者や社会とどう関わって生きていくのか─。
「ありのままでいいんだよ」みたいな無責任な言葉ではない、自分なりのメッセージを主人公の姿に託しました。
招待上映・クロージング作品 11.6 sun 17:30~

カウンセラー

2021年 / 42分 / 怪奇心理サスペンス / PG12
出演:鈴木睦海、西山真来、田中陸、松本高士、平仁、亀田梨紗、蒲池貴範
監督・脚本:酒井善三 製作:百々保之 撮影:川口諒太郎 録音・音響:鈴木万理 照明:西山竜弘 助監督・制作:浜崎初菜、寺倉森太郎、寺倉森太郎 メイク:くつみ綾音 音楽:Silver Valley

42 分で恐怖は感染する

ある心理相談室に勤める心理カウンセラー・倉田真美は、妊娠6ヶ月目で産休前最後の出勤日だった。
予定していた最後の相談者を見送ったあと、ある一人の女性・吉高アケミが予約なしでやってくる。
やむなく「相談内容だけでもお聞きしましょうか」と伝えた倉田に、アケミは「……妖怪が見えるんです」と語り始める。
謎めいた彼女の口から語られる暗い物語が、奇妙なことに聞いている倉田を妄想に駆り立て、不安の渦に堕としてゆく……。
監督:酒井善三 
SAKAI ZENZO
1985年生 / フリーランスディレクター
東京都出身。2011年映画美学校入学。

脚本に『あれから』(篠崎誠,2012)、共同脚本『SHARING』(篠崎誠,2014) 監督作に『おもちゃを解放する』(2011)、『RIP』(2018)など

本作製作の百々保之と『Drunken Bird』名義で映像制作をしている。
これまでもお世話になっている福井映画祭で上映して頂き、有難い限りです。
映画祭での上映で、様々なお客さんが来られると思いますので念のためアナウンスさせていただきます。

本作はグロテスクな描写はほぼ無い会話劇メインの作品ですが、ジャンルとしてはスリラーであり、やや性的、暴力的なセリフも含まれます。
緊迫感を感じられる方も多いため、そういったものが苦手な方にはお勧めいたしません。
不安感・緊張感を楽しみたい方、どうぞよろしくお願いいたします。
特別企画・福井映画祭15THプレイベント 11.2 wed 20:05~

リアリズムの宿

2004年 / 1時間23分 / ドラマ / 35mm
出演:長塚圭史、山本浩司、尾野真千子、山本剛史
監督:山下敦弘 原作:つげ義春 脚本:向井康介、山下敦弘 撮影:近藤龍人 照明:向井康介 録音:古谷正志 美術:宇山隆之 製作:奥沢邦成、大島満 企画:高野慎三 プロデューサー:定井勇二、富岡邦彦、岡本東郎 プロダクション・マネージャー:元木隆史 制作:安井聡子 メイク:荒金真由美 衣装:日原木綿子 制作補:真田愛子 制作進行:江島正将、浅川周 制作デスク:山根美加 スチール:木田茂 助監督:高倉雅昭 編集:山下敦弘、定者如文 音響効果:河本敬子 タイトルデザイン:三澤敏博 音楽:くるり 制作プロダクション:PLANET Studyo+1 配給・宣伝:ビターズ・エンド 制作:ビターズ・エンド、バップ 制作協力:ぱる出版
駆け出しの映画監督・木下俊弘と脚本家・坪井小助は顔見知りではあったものも、友人と呼べるほどの仲ではない。共通の知人である俳優・船木テツヲに誘われ、東京を離れて旅に出たが、なんと船木は寝坊。仕方なくふたりは歩き出した。
寒い寒い冬の日。やってきたのは鳥取県のとある温泉街。日本海をふたりで眺めていると若い女・敦子が裸同然で走って近づいてきた。この寒空の下、何を思ったか泳いでいたら服も荷物も波にさらわれてしまったという。
そしてなんとなく、ふたりの男と一人の女の旅が始まった・・・。
監督:山下 敦弘 
YAMASHITA NOBUHIRO
1976年生 / 映画監督
愛知県出身。1999年に大阪芸術大学芸術学部の卒業制作として手がけた「どんてん生活」が高い評価を得る。2005年の「リンダ リンダ リンダ」がヒットし、2007年の「天然コケッコー」では報知映画賞最優秀監督賞を最年少で受賞。ほか代表作に「マイ・バック・ページ」「苦役列車」「もらとりあむタマ子」「超能力研究部の3人」「味園ユニバース」など。2016年には「オーバー・フェンス」が公開されたほか、松江哲明とともにいまおかしんじ監督作「あなたを待っています」のプロデュースも担当した。
特別企画・福井映画祭15THプレイベント 11.2 wed 21:45~

ランブラーズ2

2021年 / 30分 / ドラマ
出演:山本浩司、長塚圭史、山本剛史、石橋亜希子、近藤公園、影山祐子、片山友希、祷キララ、金守珍、飯田芳
監督:山下敦弘 撮影:甲斐公康 美術:安宅紀史 照明:津覇実人 装飾:山本直輝 録音:西條博介 整音:岩丸 恒 衣装:馬場恭子 ヘア・メイク:望月志穂美 編集:佐藤崇 助監督:窪田祐介 キャスティング:田坂公章 美術助手:鈴木聖菜 撮影助手:岡山佳弘 車輌:山中俊之 コーディネーター:山口麻里菜(SAAC) プロデューサー:原田耕治
協力:シネマサウンドワークス、レスパスビジョン 、知多半島映画祭 撮影協力:平安会館 半田花園梅定ホール、半田不動産、喫茶サルーン、知多中部広域事務組合 半田斎場 制作プロダクション:レスパスフィルム、マッチポイント
共通の友人であり俳優だった加地が亡くなり、監督・木下(山本浩司)、脚本家・坪井(長塚圭史)、俳優・船木(山本剛史)は東京から加地の地元へと向かう。お通夜に参列した3人は、知らない町で居酒屋、スナックへとはしごをするも加地の死に対してどう向き合えばいいのか分からないでいる。
翌日、加地の実家に行くことになった3人は妹の順子から、加地宛てに届いたファンレターを渡される。それは韓国の若い女の子から届いた手紙で、亡くなる前に加地が何度も読み返していたらしい。日本でも無名俳優だった加地の死は韓国にいるファンに届くわけもなく、3人は彼女にどうやって伝えるか途方に暮れてしまう。
監督:山下 敦弘 
YAMASHITA NOBUHIRO
1976年生 / 映画監督
愛知県出身。1999年に大阪芸術大学芸術学部の卒業制作として手がけた「どんてん生活」が高い評価を得る。2005年の「リンダ リンダ リンダ」がヒットし、2007年の「天然コケッコー」では報知映画賞最優秀監督賞を最年少で受賞。ほか代表作に「マイ・バック・ページ」「苦役列車」「もらとりあむタマ子」「超能力研究部の3人」「味園ユニバース」など。2016年には「オーバー・フェンス」が公開されたほか、松江哲明とともにいまおかしんじ監督作「あなたを待っています」のプロデュースも担当した。